| 個人的には、78話においては2人があまりに明白に出来上がっているため、ヨコシマ解説が必要でないほどなので面白くないのですが、やっぱし基本だし、これから始めなきゃならないのかなーと思って…(笑)
というほど78話はやはり、ランドマーク的な一本ですね。
これはジョーの過去を明らかにして、話の中心に持ってくるためのエピソードですが、普通こんな話作らないって(爆)。当然、演出は鳥海監督です。それで、全編須田さんという上手い人に描かせてしまっているあたり、力の入れようが分るってもんじゃないの。ほとんどバンクが利かない内容でもあり、作画は大変なことだったと思います。
でサー、でもだからって、ケンとジョー二人っきりにしなくても良いよね?!
それもアンタ、密室よ密室!!そのうえ、マリンサタン号が海底基地に着くまで、6時間だかかかっちゃうんだよ?その間どうしろっていうのよ…(ファン的に)
さてさてさて、この回どうしても気になるのが、ケンが優しい、優しすぎるッ!!
ちょっと考えてみてよ。鷲尾がこんなに優しさ見せる相手って、他にいるかい?
もう、最初から最後まで、ケンはジョーに気の使いっぱなし。その上ホントによく気が付く。
ジョーが眩しさに顔をしかめればすかさず「どうした?」、機内でふさいでいれば「窓を開けろよ、気がまぎれるぜ」、外に出るときには「手を貸そうか」(これは最後のシーンへの伏線だけどネ)、ギャラクター退治にも一人で出かけ、「おまえはここで休んでいろ」と来たもんだ!(爆)
悪いけど、ケンってジュンにここまで優しくするか?!
ジョーはジョーで、ケンには平気で弱みをボロボロ見せている。
いくら疲れて落ち込んでいたからと言って、タフで自信家のジョーがこんなにサラリとケンに手の内を見せてしまっているのは驚きである。
78話以降2人が急速に接近するのは見ての通りだけれど、なんだ、ここですでにかなりの仲良しなんじゃん。(笑)
ニヒルで孤独、というジョーのステレオタイプは、ここでもはっきりと否定されるのだ。孤独なヤツがこんなに心を開いて話したりしないよね。
以上は台詞の上でですが、作画もまた何とも、意識していたとしか思えない作りですね。
私は昔から、マリンサタン号から二人がギャラクター達の前に姿を見せるシーンがとても好きなんですが、このシーンの2人の動きや配置がとても美しいのです。
隙が無く、完璧なケン。自信がぐらついていて、陰が薄く、ケンに一歩下がって立つジョー。すごい。絵でやおっている(笑)。惜しむらくは、ケンのセルを裏返しにしてしまったことだ。(でもそれってレイアウトを熟考した結果?)
そして、例の炎に向かうシーンである。
ケンがジョーの肩を掴み、振り返らせる、という指定が絵コンテにはあったろうが、あんな構図であんなアングルでやれとは言われなかったんじゃないの??
なにしろ須田さんは、人物パースがものすごく上手いので、どんなポーズでも描ききってしまうけど、特に俯きモノが絶品なのです。ジョーのポーズに、弱さと服従的な位置が完璧に表現されている。
顔を見せずに、背中で表情を出せてしてまうのよ〜!
それでケンのあのバックの取り方は、マズイよ、マズすぎる!!
2人の位置関係、決定。
それからね、忘れちゃいけないのが、逃げるところでしょう。
チラッとしか写らないけど、みんな気が付いている??
ケンはジョーの手を引いているぞ!!!
ああっ!どうして!!作画!なにを考えていたぁ〜〜?!?!
と言うわけで、78話以後、ファンはまともにケンとジョーを見れなくなってしまうのでーーす。 |